2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

姫鏡台は今も売っているのか?

合わせ鏡のようなテキストだったんだと気づいた。わ。自分のものなのにヒトゴト状態。

アーカイブWOY「オブラート状」

生きるために必要な透明フィルム。それは目立たない,薬屋の片隅にある。 祖母の姫鏡台に必ず入っていた。 持病の胃痛がひどくなるたびに,引き出しを開けて取り出す。 指に唾をつけて1枚めくる。粉薬を上にのせ,几帳面にたたんでいく。ふたつ,よっつ,や…

古い引き出しが片付かない

尊敬する物書きの友人が最近出産した。彼女はいま息子にかかりっきりで、妄想の世界を描く暇がまったくないようだ。人間を一人前に捏ねあげるのは、大変だろうがすこぶる面白いんだろうな。多分産めぬであろうリミット間際の拙は、せめてその速筆だけでも受…

成功するとは、そして有名になるとは

勝間和代さんという、最近出版とかテレビとかで散々目にする女性の経済屋さんが、某サイトでちょっと仲良くなって食事とかもした同世代の男性の元奥様だって、つい先週気がついた。いや、世の中狭い。っていうか凄い人と何らかの形でつながっていることが珍…

そしてキリンジファンの方へむけた蛇足

「not simple」の主人公、イアンのたたずまいは堀込泰行にどことなく似ています。とくに後半、無精ひげを生やし、ジャージみたいな服を着てちょっと放心してる姿なんて、すごくヤスっぽいです。

ツナ・モルネーを作ってみる

本作中、何度となく登場する料理が「ツナ・モルネー」。かれらはオーヴンからそれを取り出し、取り分けて食べていた。主要な登場人物のひとりが「その家によって入れる材料が違う」と語っている。いわば「おふくろの味」なんだろう。でも検索をかけてもなか…

オノ・ナツメのシネマチックな世界に耽る

自分の中の「頑張りスイッチ」は、どうも接触が著しく悪いらしい。 一度はいれば座りっぱなしでガンガン仕事もはかどるが、 一度休憩を挟むと途端にダメんなっちゃう。 仕方ないね、これが拙なのだから。ダレダレな気持ちをさらに萎えさせてしまうような漫画…