たったひとつの言葉の煌めき

「どゆとこが好き?」


そう訊かれたら、乙女なら半ばこじつけでも、たとえ意味が重複して苦笑モノになっても、たくさんたくさん、好きなところをあげていく。


男子はたいてい、つれないね。


「全部かなあ…」
「一言じゃいえないよ」

愛にかんしてだけ著しくボキャブラリィが乏しい(ふりをする?)、いとしいあなたがたよ。