愛は、まる焦ぅげ

izumi_yu_ki2007-06-26

若いうちの恋や愛は毎日がシーソーゲームだ。相手を空へ吹っ飛ばしたあとには、それに負けない力で吹っ飛ばされる。


歯の根が揺らぐほどの勢いでガタンと地面に尻を思い切りぶちつける。向こう側がふわーっと舞い上がる。次は自分の番だオッケイ。おんなじ場所をただひたすら、たった数十センチ上下するだけなのに、ふたりの世界では激しい乱高下を繰り返している。お互いに向き合って真剣に必死に。


あたしはもう、本気だして遊べなくなっちゃったかもしれない。


最近、公園には行っていないけど、そこで遊ぶ子供とか、そのお母さんとかが遠慮なく放つ好奇の目が気になってしまうような気がする。誰も見ちゃいないし思っちゃいないんだけど、いい年だからなぁ、なんて自粛な羞恥。せいぜいひとりで、ブランコに乗って揺らぐぐらいかな。


さびしくはないよ、むかし遊んだひとの姿を思い浮かべながら乗るから。一人じゃないし。


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ところで土曜日、スタジオ練習の前の腹ごしらえで、リニューアルしたと以前きいたモスのテリヤキバーガーを久々に食べた。しかし思いのほかうまくない。ハンバーグは端っこが黒くこげてて苦く、パンは逆に生焼け。3ヶ月ぶりのモス、相当期待してたんだけどな。どんな味になったのかワクワク想像してたんだけどな。美化しすぎたかな。


絵に描いた餅はどんなものより勝る美味か。