恋はあせらず とは言うけれど?

毎朝の友はJ-WAVE。「WAKEUP TOKYO」の終わり頃ゾロゾロと起きだし、「GOODMORNING TOKYO」聴きながら弁当をつくり身繕いをし、「BOOMTOWN」を愛機W51CAにヘッドフォン刺して聴きながら出勤している。スポンサーのプッシュしているらしきアーティストをこれでもかとヘビロテするところはちょっと鼻白んでしまうが、平日朝のパーソナリティは世代が近いせいか、わりとツボをついた注目曲や懐かし曲を流してくれるんで、毎朝“ちあわせ”(小さな幸せ)な気分で出勤することができる。

今朝も7時前からスイッチオン。きょうはポールマッカートニーの誕生日だという。一時間ごとにポールの曲が流れ、「おめでとうございます」とコメントされている。65歳にして新曲を出すというのはスゴイことだとは思う。嫌いではない。が、私にとってビートルズは残念ながら神ではないんで、局をあげてのお祝いムードにはあまりついていけなかった。


(「エボニー&アイボリー」とか「セイ・セイ・セイ」といった80'SのMTV時代の作品は流されるのかな?かなり好きだったけどな)

とか考えつつ、いつものように身支度をしていたら「YOU CAN'T HURRY LOVE(恋はあせらず)」が流れてきた。DIXIE CHICKSというアーティストだったが、アレンジは原曲のシュープリームスと殆ど違いなかった。YOU CAN'T HURRY LOVEといえばフィルコリンズが80年代にカバーヒットさせたことが印象に残っているが、その時にもアレンジは弄られていなかった気がする。ついでに言うとNOKKOバージョンも。


過去の名曲をカバーする際にはそのアーティストごとに個性的なアレンジを施すことが多いけど、この曲に関してはいつもアレンジも雰囲気も原曲のものが保たれているのは、それだけ完成度の高い作品だからなのだろう。イントロのベースなんて、変えちゃったら歌い出せなさそうだし。


***

MTV年代流行りは相変わらず続いている。人気者のマルーン5の新譜は「スパンダーバレーみたいだ」あるいは「ホール&オーツだな」と思っている人も少なくないようだ。確かにピアノの使い方もリズムの音色もソレっぽいし、PVだって80年代っぽい。「Makes Me Wonder」で、アップヘアの姉さんがネチっこくアーティストの体をこねくり回すところとか、まんま80年代でステキ。(http://www.youtube.com/watch?v=nrF8vxLRDNE


80年代当時、古い音源ばっか探しては聞いてたプログレッシャーな私でも、そこらへんの音楽は「好き」というより体に染みついている。その懐かしい鍵穴にカチリとカギが入れられてしまうと、抗いようのない懐かしさがあふれてしまって、つい聴きこんでしまうのです。


ちなみに先述のフィル・コリンズはもともとボーカリストじゃなくてプログレッシブ・ロックバンド出身だと、知ってる方は少ないのか?初期のGENESISとかブランドXとか、スゴイんだけどな。

***
きょうカウンタ見たら普段より延べ500カウント以上多いから何事かと思ったら、17日付日記を「迎賓館裏口」でコメントして下さったからだとわかる。ラギたん久しぶり。元気ですか。次の東京来襲はいつですか。
http://backentrance.net/