三軒茶屋とレゲエ

izumi_yu_ki2007-05-10

朝っぱらからあまりにも天気がいいものだから、通勤途中にスーパーの駐輪場へ自転車を置かせてもらい、てくてくと20分ほど歩いて会社に向かった。


それにしても痛いほどの日差し。恋する予定もないけれど、UVの肌ダメージからは逃れたい。ちょうど夜から天気が悪くなるということで晴雨兼用の傘を持っていたから、それを差して歩く。


ピラピラの薄手傘は300円で買ったもの。それでもあの味気ないビニール傘よりは気分が華やぐし、万一失くしたとしても惜しくない程度の値段。こういうものほど長く愛用しちゃったりするんだよな。で、高価なものや誰かからのプレゼントなどは、なぜかいつのまにか手許から離れていってしまう。


auの通称“ペンギンケータイ”でFMラジオを聴きながら遊歩道を歩く。木々の葉はみどり色が深くなり、匂いはどんどんあおくなり、すれ違うひとびとはどんどん軽装になる。こんなに日々が急いでいるのはナゼなんだろう・・・と考えていると、耳元でレゲエ・ミュージックがかかった。


普段はほとんど縁のないジャンル。夏には聴くともなく耳に入ってくるけど、まだ春なのにこれは不意打ち。DJの女性は「すごく気持ちいい天気なので、ちょっと夏っぽいのをチョイスしてみました」と。


春の朝っぱらからレゲエ。いいかもしれない。日傘を抜けて差し込む薄日も喜んでいるようだ。傘を持った手をぐっとのばし、上にかざして大きく伸びをした。深呼吸。