二回目の発表会

もう今週末にはクリスマス。あっという間だったが、仕事忙殺・部下トラブル・下北徘徊の末骨折して秋冬を無駄に松葉杖で過ごした昨年と比べると、ずいぶん充実した一年だったと思える。

日記を掘り起こしてみると、1月16日にテルミンの体験レッスンではじめてロムチアキ師匠に出会い、そのまま門下生になった。同期生徒は、なぜかパワフルな同世代が集まっていて、レッスン後に酌み交わし遊び、発表会がないからと自分たちでライブまで企画した。

今度の23日は、自発的2回目発表会(とかこつけた忘年会)で、ダイニングバーにテルミンをドンと置き、かわるがわる披露することになるだろう。前回の発表会で大慌てで練習し、何日も前から緊張し、本番で思い切りビビって失敗した苦い思い出がよみがえるが、なに、1年あまり同期ライバルとともに切磋琢磨しつつ勉強したことで今回は少し余裕をもって演奏できることだろう。失敗しても「あっはっはー」で済ませてしまおう。

だって、弾きこなすのが難しいことは、みんな痛いほどわかっていることだもの。

そう。1年頑張った。来年からは「音を出せることが嬉しい、弾くこと自体が好き」だけに留まれない自己顕示欲が、もっと頭をもたげてくるに違いない。お客さんも「愉しませ」、また自分も楽しくありたいと、よくばりな拙はそこを求めてしまう。

今回の忘年会は、拙にとっては「ケイコさんからの卒業式」だと思っている。