年下の水夫とは

冒頭の新譜は、聴くたびに(エロいなあ)と思ってしまう。年下の恋人に“水夫のように”抱かれる、なぁんて。レディースコミック(アムールあたり)な世界そのまんまで、ものすごく恥ずかしくなる。

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今井美樹はこれを、いつものように口の端から空気をスースー漏らすようなボイスで、しれっと歌い上げている。声質に嫌味はないし、悪いところを探すほうが難しいほどうまくまとまっているのだが、どうもその、ファンの方には申し訳ないのだが、あまり好感をもてない。


横浜時代、音楽仲間から彼女が恋人のいるミュージシャンと付き合っていたことを聞いて知っていた。そのラインでは彼女の横恋慕は有名だったし、拙のなじみの店にも、その相手と連れ立ってしばしば現れていたようだ。拙に直接の害はないにせよ、その「好きになったんだからしょうがないじゃない」的な、なかば逆ギレ状態に開き直ったところは、いまひとつ共感できなかった。
(美しいと、どんなことしても肯定されるのね)


その時のイメージがいまだに尾を引いていて、落ち着いた今も(どうかなぁ・・・)と感じてしまうのだ。彼女の歌で夢はみれないし、現実も重ね合わせにくい。カラオケで歌うにはよさそうだけどね。


いちどついた印象って、なかなか変えられないもんだ。