若葉マークの第一印象のままですか?

だいぶ昔に拙サイトで、学生時代に所属していた音楽サークルの先輩が自主制作したアルバム「牛乳で育つレディ・フリジディティへ」を、ちょっと取り上げたことがあった。そしたらナナなんと!(有名サイトの口癖をパクってみました)、それを偶然、サーチで捉えられ近況を知り、あげくそのサークルの方々と再会を果たすことになった。


懐かしかった。でも少し戸惑った。


サークルでの拙は主役にも脇役にもなれず、周辺をウロウロするだけのメンバーだった。童顔でトロくさいチビなんだから、そのままカワイイカワイイって可愛がられていればいいものを、その子ども扱いがだんだん辛くなってしまい、なし崩しに卒業してそのまま疎遠になってしまったのだ。


今じゃとんでもなくイイ年になった拙も、先輩たちから見たらやっぱり「ちっちゃいマルコちゃん」なのだね。説教なんかされちゃって。それが普通なら嬉しいはずが、ひねくれものの拙はガッカリしちゃったのだ。ここにいる現在の拙を「OKそれでいいさ」と笑って肩でも叩いてもらえればトロトロになっちゃうのに、なぁ、って。


で、(あん時近寄りがたかった先輩たちとの距離、いつか縮まるかなぁと思ってたのだけど、やはり遠いまんまなのかなぁ)、と、サークルのメンツとの交流を諦めて再び自然離脱し、忘れかけていた時、伝説の先輩からじきじきに連絡をいただいて今回、ずっと聴きたくても聴けなかった音源をいただくことができた。ありがとうございます葉介せんぱい。


で、その音源を拝聴してみれば、やはりちょっと手の届かないところにある憧れの音に変わりはなかった。そこかしこに広がるイエスでナイスな音色と言葉の断片。もう少し、ほんとにあと数年早く生まれていたら、先輩のCELINをリアルタイム生ライブで見られただろうに。でもこればかりは仕方ない。生涯焦がれ続けていようかな。