狸のフェイク・レディは牛乳で育つよ

何度聴いても羞恥と後悔とエロティックな思い出をスロージンとともに激しくシェイクしたような味が胸ン中に広がり素面で最後まで通せない郷愁のCDを止めて三つ先の駅まで単館映画を観にいったらそれもまた同じような鍵穴をこじ開けるもので心穏やかになれず酒屋で衝動買いして一気飲みしたものは。

ミルクのまずにいられない（あれっ！？）。

「腹がゴロゴロする人でも、なりません」と謳った無殺菌・無調整牛乳がなぜ酒屋に売っていたか不明だが、休日の午後、そこを通りかかって酒じゃなくコレを買って呑んだ拙も酔狂なもんだ。でもうまかった。確かに腹は普段より穏やかだった（でも壊れた）。母乳飲んでるような安心感に満たされた。いいもんだ牛乳も。

で、ママの味にたっぷり癒された週明けは弁当。コーンと枝豆を混ぜたごはんと、キャベツと卵のオイスター炒め、ピーマンと昆布のあえもの、それからウインナと梅干し。冷蔵庫ん中のものの組み合わせ。ごはんはタップリ詰めた。こんだけ食べてもたぶん外食よりは低カロリー。