クローゼットに仕舞い込んだ恋が膨らんで
そもそも引っ越した理由はケーブルテレビに入ってMTVとかスペシャとかで音楽聴き放題プロモーションビデオ見放題で暮らしたかったからなのに此処せたがやジブリの森には地上波さえあやしいアンテナしかなく。
紅茶花伝のまずにいられない。遅遅として進まぬ仕事、そして自分の生活改善計画。イライラする時は甘い紅茶がいい。つべたいヤツを頭痛薬と一緒に一気に飲みこむ。
弁当制作意欲は依然として低迷。だが、台所にゴロリと転がったキャベツ1玉が拙にプレッシャーをかける。(食えー食いやがれー)と。一昨日、八百屋の軒先でつるつるピカピカと光る新鮮なキャベツの姿に魅せられ、つい(もりもり食べたい・・・)と衝動的に買ってきてしまった。が、まだまん丸のまんま、全然もりもりしていなかったのだ。すまんキャベ公。
豚バラを解凍し、ざく切りのキャベツと油をひかずに焼く。キャベツは水分が抜け、やがてチリチリと焦げてくる。キャベツは焦がしたほうがうまいと拙は信じているのだ。炭火焼の店で口直しに出てくる生キャベツも、なかば強引に焼き網に乗っけて「この店でキャベツはこうやって食べるんだよ」とうそぶく。
こうして「キャベツ焦がし隊」の肉野菜炒め弁当完成。卵焼きも箸休めもない。あとはでっかい梅干だけポイ。