誉めるだけの世界は果たして美しいのか

izumi_yu_ki2006-06-19

出す音をきくだけで趣味指向の人かちゃんと演奏家になりたい人なのかがわかるものよと小柄で華奢な女先生はニッコリほほえみながら汲み出し豆腐をつまむと先生の指が豆腐の白さと一瞬溶け合ってフッと消えた。


ハートランドのまずにいられない。


テルミン教室に入門以来はじめて、先生を囲んで先輩の生徒さんと一緒にごはんを食べ、お話をすることができた。嬉しくて帰宅してからもチョットいいビールを奮発して一杯。


少女のように儚げなルックスでゆったり話すRomChiaki先生だけど、いざレッスンになると厳しい。ダメなところをずばずばと言われ、ざくざくと直される。もちろんよいところも拾ってくれるのだけど、レッスンが終わるたび、多少膨らんでいた自信はこっぱみじん。シオシオになりつつ、寄り道して同期みんなで反省会。その時には全員、ビールのまずにいられない人になる。


先生は、修行僧のようにでっかいハードルを作っては、どこにも群れず頼らず、たった一人で乗り越え続けて自らの音楽を深めている。その強さと凄みに、同性ながら再度惚れなおす。この人を師匠にして良かったと思う。拙もこうありたいと思いながら飲んだハートランドは、ことのほか酔いの回りが早かった。コーフンしてたのかしら。


エキサイティングな週末のラスト、日曜日は夜になっても疲れが抜けず、気力体力は最低ライン。でもグズグズしてても仕方ないと、コンビニ粗食ランチから弁当生活に戻った。しかしおかずは出来合いの惣菜セット。夕方にスーパーへ行ったら、父の日のお祝いやサッカー観戦用に揚げ物や洋風寿司がずらっと並んでいて、のきなみ半額セール。気がつけば3種類も買い込み、その日の夕食と弁当にあてがう。チキングリルにハンバーグ、ウインナ、ホウレン草のごまよごしに根菜とがんもどきの煮物。自炊より豪華。ちぇ。