「あっためますか?」「ええアッツアツに!」:骨折29日目

よし台風は進路を変えたようだ今日は出勤だぜと軍手をはめ湿りが残った道路を勇んで最大の難関であるイチョウの木の下つぶれギンナンつるつる地帯も超え環七に出たところまでは順調だったがタクシーがこないこない何度も信号を待ってやっと来たかと思ったら5メートル手前でスルリと50代と思われる小奇麗なオンナが手をかざしタクシーを乗っ取られた。>

涙をのまずにいられない。

オンナは拙が松葉杖でしかもタクシーを止めようとしているのを知っていながら(後ろを通っていったし確かに拙のほうを見ていた)オノレを優先したのだ。拙の前を通り過ぎる時、腹立ちおさまらず、そいつとドライバーを睨んだ。ドライバーは申し訳なさそうだったが、オンナは「へへへっ」ってな笑いを浮かべていた。

アノヨデ 罰 ヲ ウケルガイイ。

これだけ物理的・人為的バリアにぶちあたったのも、拙がこれらを学べ、という思し召しかもしれない。治ったらぜひとも還元したいと思う。

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6日ぶりの出社。仕事は年末に向けて徐々に忙しくなりつつある。日に日に首が絞まっていく状態。仕事も、人が余り気味だった先月とは様子が違う。
納品する着メロの音質を上げるための準備、対応機種が増えることへの対応は、拙の役割だ。勉強もしなきゃいけないから、これ以上休んでいてはどんどん遅れてしまう。
ようし、どんとこい。夕方になると足が浮腫み腰がだるくなるので休憩はいただくとしても、時差出勤の分ぐらいは頑張るつもりだ。