赤い電車に乗って過去へ会いに行く

izumi_yu_ki2005-09-12

くるり京浜急行のことを歌ったシングルが発売されるよと京急子会社勤務の妹に教えてもらった時にはすでにその曲の着メロ制作をしていたのだけど多分京急のことを全然知らないメーカー担当から指定された切り出し箇所を守ったためアノ快速特急が奏でる歌が歌詞にも間奏にも入っていることを知らず今になってちょっと悔しい。

スパゲティセットのアイスコーヒーのまずにいられない。

念願(?)のイタリアントマトのランチは、京急のボディのように真っ赤なガーリック・トマトソース色。口のまわりを染めながら喜々として頬ばる。

土日は、小学生の時以来あまりにも久しぶりに家族で温泉に一泊した。すでに離婚して20年あまりも経つ両親だが、今はお互いに他のパートナーもおらず、なんだかんだで恋しくなったのかもしれない。父親から旅行を言いだすのなんて、拙の年の数ほど久々、つまり初めてのことだった。

おまけに父も母も、別々の生活のなかで「マイク放さん隊」になっていたようだ。小さな宴会場で食事をしながら、交互に延々とカラオケを歌う。両親のそんな姿をみたのは本当に初めてだ。おまけに途中でチークダンスまで始める始末。娘たちはあっけにとられて眺めるばかり。

太陽族」世代ど真ん中、ハマっ子の二人の出会いは京浜急行が縁。母は京急の電話交換手、祖父や父は整備、叔父は運転手。現在も妹が京急の関連会社に在籍している。つまり、京急がなければ拙は生まれてなかったかもしれない。で、そこまで関係者でなかったとしても、横浜の海岸ぞいに住む人たちにとっては、とても思い入れの深い電車だと思う。

京急は運転速度が早く、すごく揺れる。大きな音を立てて走るその音は、「んっがたんが/たんーっ、がたんが/たんーっ、」(/は拍子の切れ目)という3拍子のこともあれば、「だだっだ/だっ、、だだっだ/だっ、、」という4拍子のこともある。また、新しい車両では、発車の時「ドーレミファソラシドーーーーーー」と、女性のような声音をたてる。あれが意図的に発声するように作られたものだとは、つい最近まで知らなかった。

歌が好きな京急に親しんだ、拙も拙の両親も、拙の同郷の人たちも、京急とともに毎日、音楽に親しんでいるんです。