マクドナルドの図々しい人

izumi_yu_ki2005-09-08

久しぶりに外での昼ごはんなのに天気がいいせいか店は満員でどこも入れず20分彷徨った末にマクドナルドでマックグランセットを頼んだら今度は厨房がパニクってハンバーガーがなかなかできず待ちぼうけの間に満席にならないかとハラハラしつつ鞄をテーブルに置いてガード。

ダイエットコーラのまずにいられない。一番えらい女性(マネージャーの制服着てた)が、申し訳ございません、と中腰で持ってきてくれたマックグランはモソモソしてるしケチャップは足りないしでガッカリ。

ゴマドレかけたサラダをモシモシと食べていたら、同世代ぐらいの女子が、マック備え付けの小さな灰皿を拙の隣のテーブルに置いて、そのまま注文の品を待つ列に戻っていった。焦る気持ちはわかるが、こんなんじゃ席キープって分からないかもよー、カーディガンとか携帯ぐらい置いておかないと、と思ってたら案の定、よろよろと70代とおぼしきお爺さんが冷たいジュースを持って席に近寄ってきた。

よいしょ、とソファーに座るか座らないかの時に、女子はトレー揺らして駆け寄り、そこをどけと言っている。耳の遠いらしいお爺さんは、しばらく何のことだかわからなかったようだが、「ここがいいの、ごめんなさいだーかーらっ」としつこく言う女子の顔色を見て把握したらしく、ムッとした顔でずり降り、すぐ前のスツール席に苦労しながら座った。こっちの席は壁面にソファーがあり、座り心地がいい。だがスツールは子供の背丈ほどもあり、足の弱った老人にはよじ登ることも辛いだろう。

拙はちょうどマックグランを半分やったところで、手が放せなかったにせよ、代わってあげればよかった。お爺さんは居心地悪そうにジュースを吸い込み、あっという間に外に出てしまった。追い払った女子、今度はオーダーした品と違う、チーズをのっけてくれ、と店員に文句を言っている。それは正しい主張だが、会計は間違っていなかったらしい。拙なら値段を間違われない限り、だまって容認するだろう。小心者ということもあるし、なんかマックん中であんまりアレコレ言うのも格好悪いと思うのだ。

隣の女子は、改めて運ばれたチーズマックなんとか、を、携帯メルしながらダラダラを食べ終わったようだが、大きく足を組み、右手で煙たいタバコをくゆらし、同じ手で時々ポテトをつまむ。左手はずと携帯をポチポチポチポチポチポチポチポチ。

まあ、拙も今、シグマリオンをポチポチしてるんだから同じようなもんだろうけど、彼女の風景は「いいオンナ」から外れてると思う。マックでさえ、いい風景を醸すオンナを目指したい、のだが・・・。