キ・キ・キリンジのカラオケ

アーティストの好みがシンクロしてるとカラオケ行っても楽しいねしかも世代も近いとなりゃあ取っておきのマニアックチョイスもお姉さんしちゃいますぜ。

エビスのまずにいられない。地元で有名な寿司屋なのだが敷居が高くてなかなか入れなかった。気の置けない友人とだったら大丈夫。余裕でランチを取り、とり過ぎたカロリーを消費するために、店を出たその足でカラオケ。

彼女は拙よりずっと前からキリンジ好き。二人とも嬉々として彼らの曲を交互に入れていき、軒並み撃沈。コード展開やタイミングが独特で、しかも結構音域が広いので、音楽で(一応)食っている拙、またオリジナル曲でライブ活動をしている彼女にしてみても、なかなかに難しい。なのでそれぞれの得意歌分野にシフトしていった。

彼女の声は、ナチュラル・ビブラートがかかったソフト・トーン。ピアノ主体のバラードがよく似合う。拙の声はデカいが硬く、女性ボーカルのバラードがうまく歌えない。彼女のように歌えたらいいんだけどなぁ。

1時間を超えたあたりから、不得意分野をのばす「練習」にシフトしていった。彼女はアップ・テンポの曲をチョイス、拙は「きれいなおねえさん」的、たおやかボイスをマスターするべく、門あさ美の「ファッシネイション」を課題曲にした。しばらくはこれを上手に歌えるように精進しようと思う。うん。

たかがカラオケ? いいえ、観客の心を刺激する、本気のカラオケじゃなくちゃ。邪道だってわかってるけどさ。