本日昼食までのパヴァーヌ

少し前、岡村靖幸覚醒剤で警察につかまったらしい。渋谷で挙動不審だったところを連行されたという、オカムラちゃんらしいといえばオカムラちゃんらしい、おタヌキな顛末だ。

マッキー(槇村“世界に一つだけの花”さん)とオカムラちゃんと決定的に違う点は、「わかりにくい!」ということだと、ひそかに思っている。いびつな形を呈したセンチメンタル歌詞、また外国曲のパチ的すれすれパクリはあまりにマニアックで、スマッシュヒットこそあれ、大ヒットにまでは至らなかったのではないか。ちなみに拙も、リアルタイムではそれほど好きではなかった。丸顔にフラッパー・ヘア、異様なダンス。和製プリンスとはとても思えなかったんだもん。

ただ、やはりどこかに同世代的共感はあったのかもしれず、数年前に初めてインターネット上である「雑文祭」(テーマや挿入しなければならない単語、締めのセリフパターンなどの“縛り”を決めて超短編小説を創作し発表しあうイベント)へ出す文章のプロットを考えていた時、なぜかとっさに浮かんだのは、オカムラちゃんの「カルアミルク」だった。