これだけ近くに住んでても

izumi_yu_ki2005-07-06

週に3回以上ラーメン食べるなんてこの世に生を受けて以来はじめてのことで本人もびっくりしつつ今日も三茶でラーメン新規開拓。

氷水のまずにいられない。ラーメンはノドが乾くのよね。

通称“すずらん通り”に最近オープンした「麺一筋(http://www.onomichi-jp.com/)」。毎日通りすがるだけだったが、かねがね気になっていた。今日こそは、ってんで店に入り、「魂のラーメン」をチョイス。

席についたとたんすぐラーメンが出てきたのにはびっくりしたが、店のサイトを読めばナルホド。40秒で茹で上がるんだったら、そりゃすぐ出てくるわな。しかしどんな仕組みなんだろう?

スープは魚だし。わりと香りひかえめで、醤油味となじみがよい。麺は、ええと、ちょっと拙には太いかも。細麺が好きなので。でもバランスのよい、いいラーメンでした。(たっぷり酢をかけちゃってごめんなさい)と店の人に心の中で謝ってから退散。

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帰り道に、あれこれつらつらと妄想してみた。とくに意味はないけど。

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心の奥の空洞で、ごろんとした胎児が少しずつ育っている。母体にとっては、きれいごと言ってもやはり異物であり、どうしようもない違和感がある。さらにこのまま臨月を迎えたら、と考える。勢いよく破水し、しょっぱい羊水が涙となって外にどっと溢れ出す。しかし羊水が尽きても胎児は出てこない。大きく育ったそれは、護る海を失い、無言のまま静かに窒息していく。母体も、もがき苦しみ、そしてさらに胎児は青く、くろく、体を次第に変えていく。そして最期にひとこと、思うのだ。「ああ。あなたとわたしの間には、やはり苦しみしかないのか」

胎児にわたしは語りかけてみる。
あなたに一度、あることを教えたことがあったわね。あたしはもう一度、あなたにそれを教えてあげられるかもしれない。でも、もう二度と、教えてあげられないかもしれない。それは何だと思う?
それは、「せつない」という感情。