ピンクのうどんはスパイダー

izumi_yu_ki2005-04-21

道玄坂の両側は店の入れ替えが激しく知らないところばかりで新しいモノ好きなアタシはつい入ったことのない讃岐うどん屋にふらっと吸い寄せられそれほど食べたくもないけどピンク色した可愛らしく珍しいカマタマ明太うどんなど頼んでなにげなく醤油をかけてみたら明太子が思ったより塩辛くて全体的にすんごくしょっぱいダー失敗ダー。

冷水のまずにいられない。のだが、勝手がわからず水を飲み損ねた。

渋谷ヤマハの楽譜コーナーに行くなんて本当に久しぶり。いや、楽譜じたい最近めったに手にしないし。音楽まわりの仕事をしている(つもりだ)けど、仕事をすればするほど、逆にどんどん音楽から遠ざかっているような気がしてならない。

耳にした音楽を自分なりにアレンジし、ピアノで弾くのが子供の頃から好きだった。やがてそれを楽譜に起こすようになり、それが仕事になり、まわりまわって現在の着メロ屋稼業に至っている。今でも楽譜は好きだ。整然と並んだオタマジャクシたちは、理屈っぽいし縛られるし嫌いだという人もいるが、他人の手で書かれた未知なるものを自分で解釈し、ぶっこわしながら仕立てていくことの楽しさったらない。

ああ、今の拙のカラダに、あの頃抱いてた魂の熱は何割残ってるだろうか。

キリンジのスコアはあるかな、カラオケで歌いたいんだけどなかなか覚えられなくてな、と探したら1冊だけ、ギター弾き語り譜があった。これで十分だ。あ、でも好きな曲が入ってないや、と再び棚に押し込み、本来の目的を果たしにカウンターに向かう。

仕事の資料を取り置きしてもらっていたわけで、つまり仕事中なわけだが、なんとなくサボりモード。昔の心を思いだしつつ。