行列のできるカフェ

最近毎週、休日の昼に出かける場所がある。

チクテカフェ。雑貨好きやku:nelライフが好きな方々には全国的にカリスマ的人気を誇るカフェ。窓がひとつもない店内はピーカンの日でもほの暗く、それはかなり不満なのだけど、その暗さゆえに世間から切り離された「非日常のテーブル」となり、目が慣れてくるのに比例して心地よい空間となってくる。ゆるゆると遅い時間の流れ。どんなにせっかちな人でも、ここで10分も過ごせば、優しい「おっとりさん」になるのだ。そのゆる感と、ものすごくうまいと評判のマフィンを味わいたくて、平日休日問わずたいてい行列ができている。

傍からみれば、そこまでして入りたいかナアと思うけど、待っているうちにカフェのリズムに感化されて、待つことがあんまり苦じゃなくなってくるんだよなあ、と、まだ数回しかテーブルについていないのに、しったかぶり。

坂道をてくてく降りて毎週チクテに通っているのは、そこで飲食するのではなく、店頭販売しているパンを買うためだ。ここのマフィンを外で食べたくて狙っているのだけど、ヘタすりゃパンすべて売り切れ。ああマフィン、あのマフィン。もしかして外売りしていないのかもしれないけど、あれを見つけるまで毎週通いつめるかもしれない。んで、かみごたえのある天然酵母パンをいろいろ買っては、グミグミとかみ締めて午後を過ごすのだ。

売り出してる曜日が違うのかなぁ。