雑草を喰らうように逞しく

izumi_yu_ki2005-03-30



きょうの朝なにげなく窓の外を見たら、庭に名も知らぬ薄桃色の小さな花がたくさん咲いていた。
確か先週までは、ぼさぼさと背の低い雑草が生えているだけだったはずなのに、一晩で一気に春めいたようだ。夏になるとこれらの雑草は藪のようになって虫が大量発生し、窓が開けられなくなってしまうので、そろそろひっこ抜かなきゃナと思っていた矢先の、草の逆襲攻撃。ずるいなあ。

数週間前に花屋で「四つ葉のクローバー」を買った。そこらへんに生えている雑草のクローバーとほとんど変わらないんだけど、色がちょっと黒ずんでいて力強い感じ。普通のクローバーをウエンツ瑛士(文字合ってる?)とすれば、さしずめチャイニーズ・ナイスガイってところか。去年、妖精が住むといわれるガジュマルを枯らしてしまった失敗を教訓に、ちゃんと手をかけて育ててやろうと思う。

大事な人にホラ幸せのクローバーだよ、と見せたら、ふうん、としばらくじーっと眺めていたかと思うと、おもむろに鉢を手に取り、ぱっくりと葉っぱを口の中に入れてしまった。あわてて取り上げたが、その人にとって四つ葉のクローバーは、かなりうまそうに思えるらしい。それ以来、その人が部屋にくるたび、何度もパックリされている。

幸せの、かいわれ大根