蛇行しなきゃ帰れないやるせなさ

izumi_yu_ki2004-11-23

そうさクライアントの担当者(美人)の顔がニッコリしたままみるみるうちに紅くそまって鬼になっちまうことを想像したぐらいのリテイクに見舞われどうにもならず明日に保留したんだもん素面でまっすぐ帰宅なんてできないさ。

アサヒスーパードライのまずにいられない。無心で1本のみほし。所要時間30秒。

日付が変わる頃に会社から歩いて帰った。途中に寄り道したのは、こないだ行った終戦直後のバラックみたいな横丁酒場。昼のおにぎりしか口しておらず、ほんとはすごくお腹がすいていたけど、狭い店内にラーメンとかオデンとか並べるのはなんとなく気が引けて言い出せず塩をまぶしたプロセスチーズだけで胃袋をしのぐ。

昨夜もいろんなロクデナシが吹き寄せられていた。ものすごい勢いで同世代の時代の話をはじめた音楽系兄さんとか、知り合いの店を出入り禁止になっちゃった酔い癖の悪い兄さんとか、わけありな年上(らしき)女性を連れてしっぽりとカウンターの角でのむカップルとか、19歳なのにやけに落ち着いた風情の文章愛好家の女の子とか。

酒場では年の話はしたくない、仕事の愚痴なんて言いたくない。そう思っているのに、アルコールが回るとどうしてもそんな話になってしまう。ビールで心の薄皮を一枚ずつはがしていくと、まず露出してしまうのが、今日あった出来事。仕事帰りだから仕方ないね。何時間も飲みつづけ、皮が半分ぐらいむけちゃった兄さんたちと話をすれば、やっぱ姉さん年いくつ?って方向に向かってしまう。苦笑いしながら別に隠さなくてもいいか、と正直に返す。嘘ついても別に、話の流れは変わんないんだけどね。で、ちょっとへこむ。

勤労感謝の日だけど出勤。午後2時、のんびりムードの家族連れに囲まれながら「オリーブの木」で昼ごはん。久しぶりに和風パスタ。納豆スパゲティは黄身をくずして混ぜつつ食べる。洋食屋には似つかわしくない微妙な匂いがただよう。やや恐縮。でもいいんだ。

午後の仕事に、イソフラボンパワー。