使わないと錆び付いてしまう
昨日のシトシト雨ウソみたいに晴れ洗濯日和縮毛矯正もってこいのカラリとした陽気なれど平日と同じように会社いかねばならぬが体は動かず心も萎え起きあがるきっかけを作るため生活の相棒を取りに台所へ這っていく。
汲み置き水のまずにいられない。浄水ポットの水がいまひとつうまくない。ブリタのカートリッジもそろそろ換え時かも。
いつもごはんを炊いている土鍋をスーパーで買った時の正式名は「ラーメン土鍋」。ひとりぶんのラーメンを作るための道具だったものを、数年かけて飯炊き鍋へと育てたのだ。ふだんが無理な使い方で、けさは本来の使い方のはずだった。
キャベツと卵、少しの牛乳を足して煮込んだラーメン。どうしたことか、やけにへっちょりしてしまった。味もなんだかボケている。水の量とか煮るタイミングとか、微妙に悪かったようだ。
ご飯を炊くよりインスタントラーメン煮るほうが遙かに簡単なはずなのに。鍋に本業をあてがってやったはずなのに。やはり、才能があっても現場から長く離れてしまえばシロウト同然になってしまうのだ。鍋さえも。