汗は心の涙じゃなくて

izumi_yu_ki2004-11-10

終バスのがして仕方なく徒歩で会社から帰る道すがらやけに攻撃的な空腹感に襲われガッツリ王将もしくはつけ麺とオヤジッシヴに意気込むが王将は満員つけ麺屋は看板とツキに見放されガックリ肩を落としたその前に光るCoCoちゃんの看板。

氷水のまずにいられない。でも激辛カレーの時には、のんじゃいけない。

ということで、ココイチカレーに入り、はじめて「お好み注文」をしてみた。ほうれん草カレー2辛、ごはん200グラム。深夜にはちょっとごはんの量がトゥーマッチと思えたが、なに、たまにはいいだろうと。

疲れていたからだろうか、カレーにダシの味がしない。辛さもあんまり感じない。どんどんカレーパウダーを投入し、辛さをプラスしながら食べ進んだが、いっこうに満足感がない。おかしい、と氷水をひとくち含んだとたん、

「ぼおおおおおおずきずきずきずきちくちくちくちくっ」
と硬質の刺激が口中に広がり、思わずスプーンを持つ手が震えた。いかん、でもこんな場所でうろたえてはいかん。あえて辛さを選んだんだから平気な顔してなきゃ、と必死で耐える。舌先握って踊りたくなるのをじっとこらえていたら、鼻水がドバシドバシとあふれてきた。ほっぺたがポッポとし、汗がひたいにじわじわじわじわ。

痛む胃袋を抱え後悔と少しの自虐的満足感にひたった翌日も、スパイシーモードが続く。「味噌一」でピリ辛味噌ラーメン。酢とすりゴマを入れてやけどしそうになりつつすする。ラーメン食べる時いつも思う。猫舌じゃなくてよかったと。だってラーメンは熱いに限る。