耳をうずめて ベッドにうまる

izumi_yu_ki2004-11-02

ぐあいわるい。

クスリのまずにいられない。頼りたくはないけれど。

ひとりでベッドに寝ていて、しいんとしていて、頼る家族もいなくて。先日死んだ叔父は、なくなる数日前から、不思議なにおいを発していたという。あとから考えるとあれは「死臭」だった。家に帰ってふと洗面所に立ったら、それに似た香りがふいに漂ってきた。部屋には他にだれもいない。間違いなく、あたしから発した香りだ。

そう感じた途端、部屋が上下にぐるぐる回り始め、廊下に倒れこんだ。単に疲れているだけかもしれないし、香りは栄養剤のせいかもしれない。わかっている。わかっているけど、ひとりの闇がこわかった。

こういう時に、誰かと一緒に住んでいたらなあ、と思う。

デニーズでポトフ。添えてあったパンはほとんどてつかず。