まぶしがりや

izumi_yu_ki2004-10-19

せっかく明るい陽射しが差し込む朝なのに眠たがりのシュガーはまぶしいプーと布団を両手両足で巻き込んで壁向いてしまうし恥ずかしがりやのシュガーは女の子の目をまっすぐ見つめることができずいつも照れて下を向きながら話してしまうの。

エビアンのまずにいられない。

雨の日は外食がおっくう。眠いけどありあわせで何とか作った弁当には経堂で買った「かば田」の明太子をたっぷり。粒がおっきくてほのかに甘くて、うまいうまいうまい。家帰ったら残りを食べちゃおう。

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早めに仕事が終わった昨夜は、気になってた近所のダイナー「チベットチベット」に思い切って入ってみた。店内は白っぽいモダンな店なんだけど、なぜか大小とりどりの金ピカ仏像がたくさん飾ってある。テーブル席のほかにカウンターもあるんだけど、普通洋酒のボトルが並んでいるはずの戸棚にも、仏像。仏像。仏像。仏像の隙間をうめるように果実酒のビンが申し訳なさそうに並んでる。BGMはポップスだけど、ほのかにガムランなテイスト。なんかすごく不思議。

こりゃー色モノの店に入っちゃったかなーと後悔したけど、とりあえず「塩むすび」と「モモ」と「野菜鍋」を注文。これが予想以上にうまかった。米は店のスタッフが自分たちで育てたという自家製米、野菜も有機農法で作ったものらしく味が濃い。チベット水餃子(モモ)はトマトソースをつけて食べるみたい。ソースだけでもじゅうぶんツマミになるし、モモも、そのままでモチモチとおいしい。デザートがわりにチーズをいただいて十分すぎるほど満足。

帰る時はマスターが玄関で「ナマステ」って手をあわせて送り出してくれた。こういうのって嬉しいなー。先週ふらっと入った焼き鳥屋でも、トイレの順番を待ってたら出てきた人が「お待たせしました、すみません」と会釈してくれて、こんなちょっとしたことが嬉しくって。

引越し当初、どこに行っても居心地が悪かった。まだまだ1ヶ月ぐらいしかたってないし、慣れるには時間がかかるかもしれないけど、ちょっとずつこの町の優しいところに触れはじめたような気がする。捨てたモンじゃないさ。そりゃそうさ。