ガジュマルの木の下でグッデイ・グッバイ

izumi_yu_ki2004-10-02

約束の予定より少しずつ少しずついろんなものが先延ばしになっていてすべてのたるみが日曜日の夜中に寄ってきて疲れの抜けない体のまま次の週を迎えてまた次の週末を心待ちにする。

ミルクティーのまずにいられない。休日の栄養補給は、チクテカフェの作りたてマフィンと甘いクリームを浮かべたママの味のホットドリンクで。まだまだ暑いけど、チクテのメニューはちゃんと冬バージョンに衣替え。つべたいラタトゥイユのかわりにクリームスープが登場。まだこれ、一度も食べたことがないが、秋のお楽しみはもうちょっと涼しくなるまで取っておくことにしよ。

ひさびさに同世代で同郷の友人と会い、酒をのんだ。引っ越し祝いはなにがいい?ときかれて観葉植物がいい、幸福の木とか(笑)・・・とリクエストしてあった。自分で「幸福」を買うなんてコソバユイからプレゼントしてくんないかなあって。

で、友人が重そうに持ってきた袋をホクホクとのぞくと、ぴょろっとした葉っぱが見える。まんまるで白い鉢をそうっと持ち上げて袋から取り出してみると、それはガジュマルだった。

「なんとなくピンときてサ。合ってるんじゃない?」

ズングリな根っこが枝分かれして土から飛び出している。上半身ひょろ下半身ガッチリ。アンバランスでちょっと滑稽、でも根っこの間には妖精を住まわせているガジュマルがアタシに似合っていると言われるのは、これはほめ言葉なんだわ、きっと。うん。下半身デブって意味じゃないんだわ、うんおそらく。

家に帰ってシュガーに見せたら、「この木、根っこひきぬくと顔がでてきて、すごーーい声で唸るんだよ。『う゛ぉおおおおおおおおお』って」

うわ、こわいこと言うなよ。ただでさえ静かな部屋なんだから、思い出したらこわくてトイレ行けないじゃないか。