読んではいけない

izumi_yu_ki2004-08-13

日付かわってやっと帰宅した後どうにも眠れなくてだらだら呑んで雑誌読んでサンゴー缶3つ開けたところで窓を見やったら外が思い切り明るくなっててちょいびびった。

こんな暑い休日はやっぱビール呑まずにいられない。

きのうは段取りとお膳だてと取りまとめに忙殺された。これらはあたしが一番苦手な仕事。10年近くしがみついてた職種をやめたのは、これらがあまりにへたくそでちっとも利益があがらない自分にほとほと嫌気がさしたからだった。

すっきりサッパリ足を洗って天職にまったりフェイドインしたところだったのに、なんだかんだで似たようなことを期間限定でやる羽目になってしまった。アーティストやスペシャリストたちの尻ぬぐいみたいな雑務は、ほんと、疲れる。組織の女房、もしくは母ちゃん的な気持ちでないよやってらんない。対象物に愛がなきゃ耐えられない。よかった、とりあえず音楽に関わってる仕事だから、なんとか最後までいけるだろう。

怒濤の残業明けの休日。相変わらず気温は笑っちゃうほど高い。たまりまくったストレスのせいで、休みの日はついついワガママになってしまう。これを毎日やってたら、それこそ心の貧しいイヤミ女になっちまうだろうが、たまには仕方がない、と自己嫌悪を吹き消す。炎天下をうろうろ歩いていると、いろんな言葉やフレーズが頭に浮かんでくる。たぶん心の火照りと比例して、感受性も高まっているんだろう。

こんな時に本や雑誌、漫画を読んでしまうと、その大事な言葉たちが他人の綴った活字の中に吸収されてしまう。だからあまり、読まないほうがいいかもしれない。特に、よしもとばななとか江國香織とか、とほほと思うほど目の高さが似ている人たちの文章は。

昼酒を1杯。わずかに傾いた日差しをガラスごしにあびながら、シグマリオンを取り出して今を書き留める。

昼ごはん:ピリ辛ソーキうどん(小)、ビール