暑い日にこそ自転車に乗りたい

izumi_yu_ki2004-07-22

家から歩いて10分の仕事場は楽チンだが気分転換しにくく街にもだんだん飽きてくるし休日まで家ですごすとなったら自分の人生なんて半径300メートル以内で終わっちまうほどミニサイズなのかとほんのわずか悲しくなる。

冷やし緑茶飲まずにいられない。叔母の葬儀で香典返しにもらった高級粉茶を紙パックに入れて湯を入れたポットにポン。ころあいを見計らって氷つめたタンブラーにどくどく。これで午前中の飲み物は小銭いらず。

口内炎は少しずつ回復に向かっている。弁当はきょうも軟飯だが、湯通ししたレタスと細ぉく切ったちくわをおかずにした。なんか嬉しい。

ここ数日、連続して徒歩で会社に行っている。自転車だとあっという間なのだが、振動が口の中に響いて痛いし、おかゆ弁当がひっくり返ってしまうと情けないし。はやく治らないかなぁって思いながら寝たら、変な夢を見た。

自転車の荷台に横座りし、男の子の腰にしがみついて延々街中をサイクリングしている。細いウエスト、細い肩。とてもきゃしゃな人なのに、自転車を運転する背中には、自分にない筋肉の盛り上がりがある。ペダルをこぐたびに肩甲骨の外側が右、左、と筋を浮きたたせ、リズミカルに緊張している。すこし切なくなり、背中にほっぺたを押し当てて腕をぎゅっと腰に回しなおす。ちゃんとつかまってないと落ちるよ。だいじょうぶだってば。白いコットンの肌触り、ふんわりと、汗のにおい。

夏の二人乗りってノスタルジックなドキドキ。