熟成の歌と心と豚肉と

日曜日に買った豚ロースかたまり肉を『貧乏真髄』に記してあった方法で塩漬けにしておいたが一向に減らないんで煮物にしたら猛烈にしょっぱいし弁当に茹で肉の一欠を入れて昼に食べてみたら嗅いだことのない香りがしてマサカ腐った肉を食らったのか今夜のハラは無事だろうかとあたふたじたばた。

アクエリアス飲まずにいられない。午後に腹痛起こすかもしれない。もったいないけど、家に帰ったらアノ肉を捨てよう。そうしよう。

かたまり肉に焼酎と塩をふり、密閉容器に入れて保存しておいた。参考にしたのは下記のHPだけど、だいぶ我流が入ってしまった。

全日本貧乏協議会　耐乏PressJapan　2004.1
http://taku3.jh.net/binbo/tpj/200401/index.html
匂いは酸っぱくはなく、ちょっと香ばしい感じ。もしかしていい具合に発酵しているのかもしれない。が、ただとにかく未知のスメル。なんでこんなにこわがっているかといえば、塩漬けの過程に自信がなかったからだ。肉に最初に塩をすりこむ時、少々塩の量をケチってしまったせいで、翌日や翌々日はほとんど水が出なかった。３日目になってようやく塩の量をふやしたら、４日目でやっと水がしみでてきた。この間、肉は少し温度の低い生鮮品ボックスの中にガラスのタッパに入れて保管していたのだけど・・・・・・。

疑惑の弁当を紹介するのもナンなので、先週末に地元の洋食屋で食べたオムライスを紹介。“天使のエビ”と名づけられたエビをオカシラつきでフライにし、オムライスにオン。正直、オムライス本体よりエビフリャーのがドエリャーうみゃかったよ。

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５年前のドリカムのライブをDVDで観た。2時間以上も、歌姫、うたいっぱなし。よっぽど歌が好きなんだなぁと思う。しかも激しく踊ったり走ったり空中でぐるぐる回転までしてる。すげえ。ダンスもうまいんだね。いつ練習してんだろう忙しいだろうに。

少し前に脱退したN氏も映像に残っていた。あぁ、この時に更生してれば、まだ人気者でいられただろうに、と余計な事を考える凡人・わたくし。

時々うつる観客の表情は、手放しの笑顔全開。一緒になって大声で歌ってる。鼻水でてもヨダレ垂れても気づかないんじゃないかと思うほど夢中な顔は、ブラウン管のこっち側から見ると、こっぱずかしいと同時に少々腹立たしくもなる。ちぇ、楽しいか？いいねえこっちは給料日前だぜコンニャロ、とか。

５万人の踊る人々を見て、うらやましくなった。観客を、ではない。ステージに立つキャストが、だ。気持ちいいだろうな。自分に合わせて大勢の人が踊るのって。あたしは、果たしてステージ側なんだろうか、それとも客席で踊る側なんだろうか。ずっと発信側だと思っていたけど、それはただのヒトリゴチで、実際は受信するだけの人間なんじゃないだろうか。

受信するだけの人生もいいが、おそらくあたしは退屈になってしまうだろう。だったらどうするか？　そりゃ、答えはひとつだ。手持ちのコマのどれが届くかわからないけど、ひとまずテキストを書くことにしよう。音も、やってみよう。

次の誕生日まで、もう半年しかない。そう、「まだ」じゃなく「もう」なんだもんな。のんびり漬かってたら一口も食われぬまま腐っちゃう。