ごはん日記を文学にまで高めるヒト

だめだやっぱり弁当じゃないと折角ちょい痩せた体がムクムク戻っちゃうよパスタだと油すごく使うしうどんソバパンは腹もち悪いし定食屋では盛りきりのごはんが多すぎて炭水化物過多だよ。

ドトールアメリカンコーヒー飲まずにいられない。もちろんサイズはデカいやつ。ダイエットシュガーとミルク入れてね。

1膳半ぐらいの雑穀ごはんに、豚肉とか野菜炒めたりしたやつちょちょっと盛りつけたいつもの質素な昼めしが恋しい。米がなくなったらスパゲティでいいさ、って思ってたけど、めん類をおいしい弁当にするのは難しいよ。においがよくないし、タンパク質もとりにくい。やっぱ米だ。米がないとダメだ。

今日こそ米を買うぞ。ついでに雑穀ミックスも。いろんなミックスが出てるから、前のと違うやつにしてみよう。

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富士日記」を買った。ひとりの主婦が、三食の記録とともに覚え書きを綴った別荘日記。近所の本屋では扱いにくい地味なロングセラー。大ヒットしたわけじゃないが、愛読者が多いと聞いていたから、いつか手に入れようと思いつつ、昨日までかなわずにいた。3巻分ある本書の、第1巻だけ購入。さっそく読んだ。劇的な展開などないが、しみじみと良い。

小説家が日記を出版することは珍しくない。日記文学、というジャンルもあるらしいが、おもしろい小説を書くヒトが必ずしも日記の名手ともかぎらない。例外的に、池波正太郎氏の「銀座日記」だけは愛読していたけど、そんなもんだ。

有名人じゃなくたって、ふつうの人々のありきたりな日常でじゅうぶん面白いと思う。そういう意味では、WEB日記がたくさん読める現在の状況は、拙にとって嬉しい。

いいなぁと思う日記は、たいてい食事が大事にされており、作者の思い入れ深い食べ物の項目など、よだれ垂らしながら読んでしまう。そういえば、銀座日記も富士日記も、毎日おいしそうだなぁ。日々食べ、眠る。その合間にデイリーニュース。仕事でいろいろあったりトラブルがあったりお金が動いたり人が結婚したり分かれたり生まれたり死んだり、する。食欲と眠りの間に、その他の出来事が通りすがるのだ。