ムーブ・オーバー

izumi_yu_ki2004-04-22

ファミリーマートエスニック丼にスプーンと箸どちらをおつけしますかと訊ねられたので両方くださいと答えたのは決してガメツイからじゃなく油ッ気の多い飯物はボロボロするからスプーンだけど具をつまむ時には断然お箸のが使いやすいからだと誰か店員に説明してやってくれ。

1リットルウーロン茶飲まずにいられない。今日も暑いねー。強い日差しでとろけそうだ。

きようはジャニスの「クライ・ベイビー」を制作。外部スタッフが作ったMIDIデータを音源と照らし合わせ、できるだけ原曲に忠実に修正した上で機種ごとに最適な鳴りを作っていく。今担当しているクライアントから指定された機種数は17。試聴版とかライト版とか合わせると、実際に制作する数はもっと多い。はっきり言ってメンドクサイし、単価はそんなに良いものじゃない。うんざりすることもしょっちゅうだが、仕事だから仕方ないさ。

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ジャニス・ジョプリンを初めて知ったのは、学生時代に入り浸っていたロック喫茶(ふるい言い方!)の音盤からだし、彼女をモデルにした映画「ローズ」は何度も観て涙したが、実際に曲を聴き込んだのは、それから数年たった頃だった。卒業後ほどなく組んだブルースバンドのメンバーに「これ歌いたいからコピーして」と渡された曲は「move over」。ボーカルとバックが掛け合うように演奏するところがかっこいい。キーボード担当というと、どうしても地味。据え置きの機材の前につったったまま、あるいは座って弾くわけで動きがなく、ビジュアル的にいまひとつだが、こういう曲ならギタリストみたいに体を揺らしながらハモンドオルガンをバリバリいわすことができる。
「う、うれしい。派手かも」と喜んだ私は、何を考えたか突然黒の超ミニスカートと12cmハイヒールとラメのぴらぴらブラウスを買って着込み、意気揚揚とリハスタに乗り込んだ。あの時のメンバーの呆れきった顔が、たまに夢に出てくる。

よっぽど似合わなかったんだろう。ミニスカートが。