クライ・ベイビー

水曜日かと思ったらまだ火曜日でそれだけ気疲れしている理由はアバウトさがどんどんなくなり会社らしくなっていくが互いを思いやる優しさもどんどんなくなりつつある職場の空気に一日の大半浸かっているからかもしれない。

大瓶ブレンディ飲まずにいられない。陽気がよくなると喉がかわくね。カロリーはちょっと気になるけど、手弁当だけではどうもお腹が満足しないもんで、甘いもんが欲しくなる。

昨日テレビで、ぞっとするものを見た。例のイラク人質事件で先に開放された3人について、なぜ彼らが会見しないのか、公式発表の内容を含め検証されていたのだが、誰が言ったか憶測したか「帰国前に政府が3人に『事件について話すのはやめてもらいたい。電話も家族以外は通話をしないように』と通達した」という。いわば、国が緘口令をひいたことになる。このことを平然と聞き流せるほど、あたしは無自覚じゃないぞ。

人質になった人の家族が報道陣の前で心配のあまり感情的に政府反感意見を言ったり、応援団体に合流しちゃったり。“平民レベル”で不用意に色々やられちゃうことで動きづらくなるのはわかるけどね。外部接触するなって、そりゃ行き過ぎでしょう。

彼ら3人の家には匿名の“善良なる一般市民”から言葉や態度の暴力が一斉にふるわれているという。家族は泣きながら「勘弁してください」と、まるで犯罪者を出したように世間に怯え、謝りつづけているらしい。このまま彼らが何も言えないということは、そのまま黙って打たれ続けろって政府に命令されていると同じだ。救出さえすれば、もう彼らが犬死してもいいのか？と思うよ。

それにつけても“善良な市民”って怖い。わたしが団体活動しない理由は、ただただ集団の暴挙がいやなだけだ。戦争反対もエコロジー関連も極左も極右も、あたしにとっては同じように恐怖だ。近寄りがたい。布のナプキンに興味があるのは、それがもしかして安くすむかも、という気持ちであり、どっかの主婦連がいう「地球に優しいから」とかじゃないぞ。外出先で洗えって言われても洗えねえよ。自分以外の人も使う洗面所でそんなことできるかっての。よそさまに失礼だよ。

あれ、なんか脱線してる。直したいけど時間切れだ。ひい。