三つ子の魂百までとは

izumi_yu_ki2004-03-30

自他ともに認めるハマっ子だった自信が週末にあっさりガラガラと崩れたのは忌々しいMM21線とかいう観光客だけのためにある地下鉄の改札に迷い出口を間違え馴染み深いはずの中華街で危うく迷子になるところでせっかくその日のために買ったメルローズのショートジャケットほこりまみれだしバッチリ決めた化粧もハゲハゲだしおまけに会場では同期生の顔なんて全然覚えてないから恥かきっぱなしだし。

紹興酒飲まずにいられない。安っぽい(いやシンプルな)ビール会社が大量に配るようなコップに氷を入れ、なみなみと注ぎいれたそれと烏龍茶は色がそっくり。かけつけ3杯で足元くらくら。

同学年のコたちの集まりを、私はずっと“同窓会”だと思っていたが、それは“同期会”と言うんだそうな。同窓会とは、同じ学校の卒業生つまりOB会みたいなものなんだって。へえ。

で、先週末は同期会だったわけだ。冒頭にも書いたが、中華街なんて目エつぶっても行けるぜとタカくくってたら大いに迷い、結局遅刻。入口では自分の属していたクラスが何組だったか忘れていて戸惑い、「○○○だー〜」と、昔呼ばれていたように苗字呼び捨てな声で駆け寄られてもイッタイダレ?って感じで。学生時代のエピソードなんて本人全然覚えていないのに、「保健委員だったでしょ?誰かが意識を失ってケイレンを始めた時にすぐ介抱したじゃん。生徒手帳をくわえさせて舌切らないようにして。アタシすごいなーって思ったんだよー」……覚えておりません。「あんたサー軽音楽部で一緒にグループ組んだコがヘタだからって解散させたでしょー。あーあ、あっちゃん来てるよ、きょう」……えっ、そんなことあったっけ?第一“あっちゃん”の顔がわからん。

そんな中で一番多かった声は「変わらん。あんた全然変わらん」。顔もともかく、ワサワサした雰囲気も昔のまんまってことらしい。ふん。ごめんね大人げなくて。

腹もふくらまず、酒もたいしてうまくなかったけど、行ってよかった。次にいつ会えるかわかんないもんね。連絡先も知らないし。