ひとりぼっちはこわくない

資源ゴミを出す日だ寝坊したらまた1週間ゴミが溜まるとばかりに飛び起きて男物のパジャマ&サンダルつっかけなアラレもない姿で玄関先に急ぐ。

水を飲まずにいられない。起き抜け一杯、朝の習慣。

晩酌が日課になっている。外だとどうしても歯止めがきかず飲み過ぎてしまうので、一晩に2缶ぐらいと目安を決め、まず1本。お風呂の中でもう1本(←こりゃだいぶ酔いが回るので経済的かも)。今週は残業が比較的少ないので、2本飲み終わってもまだ午後11時前だったりする。するとどうしても、もう1本飲みたくなってしまう。新製品の「サントリーダブル酎ハイ」をたまたま見つけ、予備にと買っておいたものを取り出し、プシリ。
缶チューハイは砂糖の入っていないシリーズ(商品名忘れた)のグレープフルーツが一番好きだが、今回のサントリーのやつは、香りが良くて気に入った。これからしばらく、ダブル酎ハイのレモンにハマりそうな予感(ちなみにビールはクラシックラガー。そしてエビス。発泡酒ならハーフ&ハーブか楽膳かな)。

ひとりぼっちの夜も、アルコールを摂取し、ゆっくり風呂に入り、テレビをぼうっと見ながら手もちの雑誌コレクションを読んでいれば、それほどさびしくない。問題は翌日の朝だ。昨夜まぎらわせたはずの孤独が空き缶の数だけ机の上で朝日を浴びている。苦い顔しながらゴミ箱に放り込んで視界から消し、その心を再び“なかったこと”にする作業が嫌いだ。だからできるだけ眠る前に片付けてしまうのだが、週に1回、朝のゴミ出しは避けられない。いびつに凹みアルコールの飛沫の残る孤独の跡が、袋の中にひっそりと溜まっている。

日曜日から金曜日までの、やるせない夜の痕跡。