都会でエコな生活をするには金がかかる

7月21日に最終出社を終えた。そのことは他章で書くとして。


放免後の翌日、冷蔵庫の中はカラッポ、お財布の中身もカラッポ、ってことでATMへ行く。警察署へ更新免許を取りにいくという彼と一緒に近所を散歩。昼ごはんを区役所の食堂でとり、図書館で涼んだ。


平日昼間の区役所食堂は、子連れの主婦と老人、それから職員らしき人で8割方の席が埋まっていた。なかなかの盛況ぶり。歪んだメラミンのお盆に定食のおかずとか単品のサラダを乗せ、ぞろぞろとコンベアのように動きながら最終地点でお会計。ひと昔前の社員食堂みたいで懐かしい。


図書館は冷房が効いてる感覚がほとんどなく、むしろ生ぬるい。クウネルの最新号を読んだあと、起業とか節約とかの本を借りた。小一時間のあいだ、彼は科学雑誌を読み続けていた。男の子なんだねー。


外へ出ると、「カーーーッ!」と音が聞こえそうなほどの強い日差しと気温。図書館の冷房は、多分一日中いても体に負担がかからない、絶妙な温度に設定されていたのかもしれない。ヒイヒイ言いながら家への坂道を歩く。


途中、「デポー」という小さなスーパーがあり、ふらっと入ってみる。半額になっていたズッキーニ1本とか野菜類を少しカゴに入れてレジに行くと、店員さんはニコニコしながら何かを待っている。なんかおかしい。

「あの、お店、初めてなんですけど」「あら、まったくの初めて?」「はい、もしかして現金だと買えないですか?」「じゃああとで説明しますので、今回は現金でしましょう」


私たちが入ったのは、生協の店舗だったらしい。(http://www.seikatsuclub-kanagawa.coop/)完全会員制で毎月1300円が必要。購入したものは一括支払いするシステムだということを教わり、お試し購入記念ということで、小さいパンケーキミックスをもらった。


少し前に宅配利用していた「パルシステム」とは違う組織のようだ。生協ってひとつしかないと思っていたけど、たくさんあるんだね。そして、いずれにしても金がかかる。ホヤホヤの無職ですもの、入会はちょっと難しいな。