体にいい影響を与える音楽を作ればいいのに

今、会社フロアの入口付近には何箱かの段ボール箱が置いてある。中身は、パッケージだけ変えたボトルが300個。本当はその倍以上製造したらしいが、そのほとんどが、“2000人ほどが登録している会員制の組織員”に無料試供された“らしい”。それを試した会員のリピート購買用の商品がこの300個だと社長は説明した。代金は既にパッケージ変え商品を作ったらしい個人に、振り込まれている。“ ”づけが多いのは、そこが不透明で、本当のことなのかがわからないから。


この案件だけ聞いていても、素人の私でさえ突っ込みどころがありすぎる。
●会員制組織の情報が一切皆無。守秘義務があるから教えられないの一点張りらしい。これではマーケティングができない。
●本当に800個製造し、試供品は渡されているのか。私が目にした商品は300個のみ。試供システムやプランについての書類契約はいっさい存在していない。やるかやらないかの結論を急がされ、金だけが流れた。
●今後は24時間通信販売などの広告を展開していくというが、そもそもわが社には今、その最低ロットである1000個の製品を作るための資金さえ用意できない。
●法人が販売している商品を、なぜわざわざボトリングを変えた上で個人と取引をするなどという面倒をおかしているのか。

定価は設定してあるが、いくらで売るのかさえまだ決まっていない商品の段ボールは、今日もおそらくエントランスに置かれたままだろう。