胡散くさい、の意味を調べてみた

「語源REDDATA」
http://www.lares.dti.ne.jp/~zakuro/museum/reddata/usan.htm
を読むと、胡散とは一種のスパイスで、口に入れると軽いトランス状態をひきおこす成分を含んでいたという。酒に酔う感覚と同じ程度、との言い伝えがあるようだが、トランス状態になるってことは、もうちょっとヘビーな快楽だったのでは。

さらに上記サイトを読むと、このように記してある。

「胡散を大量に摂取すると深い催眠状態に陥るという厄介な性質が判明すると、胡散を悪用する輩が後を絶たず、17世紀初頭には深刻な社会問題に発展していた。この為に胡散の臭いがする者は即ち悪人と判断されるようになり、胡散は香辛料としての商品価値を失ってしまった。

その後は胡散の製造はおろか、原料となる樹木さえ栽培されることなく、現代では種子そのものが無くなってしまった幻の香辛料と言われている。胡散臭い=怪しい様子と言われる語源でもある・・・と、こんな物語をつい想像してしまったが、実際は胡散という物が存在していたか否かは定かでない。時代についても曖昧だが18世紀中頃の戯作には「うさんくさい」という表現が登場している。ポルトガル語の「Vsanna/ウサンナ=怪しい人」から来ているという説もある。」


なるほど。胡散は心の嗅覚を刺激するのか。