遠ざかる夢

izumi_yu_ki2008-12-14


吉祥寺で重ねていく日々はいま週の半分になっていて週末こそ居るものの路線の向こう側の結露しまくってる狭いマンションへ半ば逃げ込むように部屋着を置きこちらには27センチサイズのソックスとポリエステルのストライプシャツをキープし24時間抱き合うように暮らしているがこの日常はすべてあたしの脳でつくりあげた人生というややこしいテーマの長い長い夢ではないかと思い思いたい思いたくない師走の愛。

氷結ストロングのまずにいられない。少しでも長く、ドリーム心地を保ちたい表れなのか。


「近づくとヤケドする」人がいるという。「とっつきにくいけどイイ人」もいるという。誰しも自分を傷つけないため、人との距離をはかってうまく生き抜くようになっているらしい。とくに年をとるごとに、その知恵は巧みになっていくようだ。拙はそのスキルが著しく足らない。いくら実践学習しても、そこがちっとも育たない。ゆえに、要らぬ気苦労とかガキっぽい生傷を今でも負ってしまう。

この週末もそうだった。当事者でないにしても、酒でしびれた鈍感なシチュエーションで何かが起き、そこで身近な誰かが傷を追ったらしい。でも拙には記憶がない。そこに居たかもしれないのに、いくらたどってもまったく目撃の脳履歴は白紙なのだ。


ひとりでいるのはさびしい。仲間がほしい。サークルの中に名前を連ねていたい気持ちはある。が、うまく立ち回れなくて消耗するのであれば、いっそ孤独でいたほうがいいのかもしれない、のか。


折りしも、リーマン・ショックに乗っかった不況が身近にやってきた。どうやら職場を移る準備をしなければいけない様子だ。腰も気持ちも重いが、シフトの時期が近づいている以上、動かないわけにはいかない。ありったけの瞬発力を使うのは、これを最後にしたいのだが。