コールタールの地平の上は霜が立ってるみたく
麒麟の淡麗。いつものは緑色のやつ。でも今晩は黒いやつ。
去年、泣きながら暑い砂浜を裸足でつんのめって走っていた頃の紫外線ダメージが、今になってわたしの両ほほにミルミルミルと浮かび上がってきている。どんな栄養素でもシミ抜きすることはできないだろう。それはもう、仕方のない時の刻印なのだから。
だれだって年をとるんだぜ? そんなんがあったって美しいひとだっている。逆につるっつるの柔肌を持っていても、自分の言葉をもっていないただの依存女なら、タ・カ・ラ・の持ち腐れだろ? と負け惜しみ。どちらがオノレかは、あえて考えず放り投げ。
今週、市の無料健康診断を受けるつもりだ。自然のまんまで、なんてシャレてたって、少しでも生活習慣を正しくして数値を優等生にして、なんてついつい思ってしまう。なんていっても、少しでも調子を崩すと費用がかさんでしまう年頃なんだもの、悲しいかな。
仕事のせいか、あるいは他の理由か。1年ぶりに食事がしづらい状況だ。食べたいものが、なにも思いつかない。ハラは減るから、とりあえずなんか食べている。
ごはんを食べると胃壁にしみて痛い。酒をのんでも痛いが、やがて麻痺するから飲み続ける。酔った勢いで、最近おぼえたTELEPHONEナンバーをつないで、平日だっていうのに日付が変わるほど延々とクダをまく女。外で壊れるのよりゃ安全だろうが、相手はいい迷惑。優しいオンライン先に感謝をしなければ。スマン。
明朝もすごく寒いらしい。GAPのダウンと、よれよれのジーンズと、ちょいとだけ男前な女心を「ジェイロー」の香りとともに背負って頑張ることにしよう。ともに住まぬにせよ、血縁を握り締めあった、母と、妹と、やさしかったジジババのために。