自分の感受性ぐらい、don’t cry,

izumi_yu_ki2007-06-11

急に思い立ち、2月以来のプチ模様替え。風水的なところも押さえ、シアワセが訪れるようにしたかったので図書館へ資料を探しに行くも、そういえば部屋の正確な方位がそもそも不明と気づいて、「気持ちいいレイアウト」だけを考えた末、白いテーブルを窓際に引っ張り出した。


ベッドの上で書き物をするために医療用らしきコーナーで購入した折りたたみ式で、今まで暗い場所で物置き状態になっていた。上を片付け、タオルで溜まった埃を拭き取り、窓のそばに持っていったら部屋の中が途端にパアッと明るくなった。

もともと日当たりはあまり良くないが、朝日だけは結構入る。窓際に置いたテーブルの白がレフ板みたいになって、天井とか壁とかをキラキラ照らしてくれる。掃除した日の朝はあいにくの雷雨だったが、それでも電灯なしで本が読めるほどだ。

うっそうと茂った大家の庭をながめながら自然の光の中で書き物をすると、とても気分がよい。デスクがずっと欲しくて、広いところに引っ越したら絶対買うんだと意気込んでいたんだけど、このガタピシ動くチンケなやつでもいいかな、となんとなく満足。

暗がりで感受性の弱った体からはネガティブばかり生まれてしまう。シャーペンを指先でいじりながら無理やり何かをひり出そうにも、出てくるのは無意識の汗や唾液や肥。こんなん誰も欲しかぁない、読みたかぁない。日を当ててやわらかくなった気持ちで、単なる反射ではなく、せめて切ない涙や運動してほとばしる汗、掻き込みたいほどのご馳走を目の前にしてわくツバぐらいをアウトプットしたいものだ。


さ、おあつらえの書斎ができたんだから、ペンを持って手紙を書くか。久しぶりだな、便箋を引っ張り出すのは。国語辞典も必要だ。パソコンばかり使ってて漢字忘れてるから。日本人力を取り戻さなきゃな。