パブリックな本棚

izumi_yu_ki2007-03-18


この1ヶ月で本当に拙の生活は激変した。先日記した食事や記帳習慣も然りだが、週末の図書館通いもスタイルをちょっと変えている。


以前は一番近い図書館に、月一度行くか、行かないかぐらいのペースだった。自宅から5分程度のところにあるそれは街道沿いのビル地下にあり、あまり換気が良くない。古い紙のホコリや劣化インクの匂い、また利用者の体臭も混ざり、本を選ぶ余裕が失せてしまうことが多かった。

そこで最近、一駅先にある二階建の図書館に通うようにしてみた。そこにも饐えた匂いを放つ人はいるし、ホコリっぽくもあるのだが、外気がよく通る造りだし、何より隣に緑ゆたかな公園がある。その雰囲気が気に入り、週末の散歩がてら、足の調子をみながらテクテクと歩いていく。足が痛くなったら、ちょっと贅沢に電車で帰宅。


最近の図書館は発達しているんですね。インターネットで本が検索できて、予約もできる。届くとメールで知らせてくれる。盛大に並ぶ本の背表紙を見つめ、手にとって選ぶのも楽しいが、ピンスポットで読みたい本をキープできるのはとてもありがたい。

興味はあるけど買うまでには至らない本は、いままでたいてい立ち読みで済ませた。だがあまり格好良いものではないだろう。また、つい衝動買いした本のアテがはずれることも、ままあった。そういうものは図書館利用がいいということに、今更ながら気づいた。ごく小さい頃からの図書館好きだったのに。


難点もある。人気の本は予約待ちになり、それが時には3ケタなんてことも。だけど、順番がくるのをゆっくりと待ちながら、予約待ちの少ないものや、実際に目にとまったものを借りていくのも悪くない。

自分で買うとなると、同じようなものに片寄りがちだ。図書館なら負担がない。だから、できるだけ色々なジャンルを、せっかくだから借りるように心がけている。タダで好きなだけ活字が読めるなんて、なんて幸せなんだろう?