ライフラインは電磁波で

あなたが何処で何を見て何に触れて何を感じているか言葉がなければ分からなくて友人のみ公開のその奥にある言葉にはNOWが書かれていても友人じゃない僕にはカケラすら見えずせめてメールの液晶文字ぐらいはとメッセージを送ったところで本当のあなたにはどうやったってたどり着かず。

プレミアビールのまずにいられない。宅配でまとめ買いした350ml缶ビール。おいしいはずなのに、飲んでもただ苦いだけ。だからあまり減らない。

いつか書いた掌編の中に、お人よしで不細工で周囲から弄ばれてばっかりの女の子に夜の公園で「あいしてる」と叫ばせたことがあった。あれは彼女の「射精」だった。いつも思うように自分を表現できない彼女からほとばしる、勢いのよい本心。決して届くことのない心。しんとして暗い公園に一瞬の風が吹き、さびついた古いブランコの鎖をギイといわす。

書いたまま久しく忘れていたこの女を、なんとなく最近思い出した。拙の場合は、愛の言葉だけじゃないんだけど。


もう、携帯を替えよう。