本に埋まる日々

今年に入ってから、週末にいつも図書館へ行っている。図書館専用のカバンまで用意した。とはいっても、こないだ酒屋で見つけたギネスのお徳用パック(グラスつきで)が入っていたギネス色の手提げ袋なのだが。これがすこぶる具合がいい。紙製だけど取っ手はしっかり広い面で縫い合わされている。B5版3冊はゆうに入るし、片面が透明ビニールでできているので、そこに返却期限の紙を放り込んでおけば返し忘れもない。

で、先週まで借りていたのはおもに料理本や「うおかつシリーズ」などの料理エッセイもの。インターネットで検索・予約ができるのでそれを最大限に利用し、先日手に入れたル・クルーゼでつくる料理の本も予約して、手元に届くのを待っている(この本、予約待ち2人とは、相当人気が高いと思われる)。買うまでは至らないが読んでみたい本、聴いてみたいCDが借りられるって、いまさらながら図書館ってすばらしいシステムだなと感じ入っている。

図書館ライフも続き、さすがに料理本ばかり読んでいても飽きてしまうので、他のジャンルも借りてみたくなった。科学の棚、芸術の棚、小説・・・。
物色しているうち、この図書館ぜんぶが自分の書斎のような気がして一瞬目がくらんだ。蔵書を全部読むのにどれぐらいの年月が必要だろうか。いや、読みきるなんて絶対無理なんだけど、そんな想像をしてみると、ぐんぐん幸せな気分になってくる。

惜しむらくは、蔵書のコンディションがかなり悪く、シミや汚れが目立つこと。利用者の自覚の問題が大いにあるのだろう。昔はよく大人に「本を読む前にはちゃんと手を洗いなさい」「食べながら本を読んじゃいけません、食べこぼしが挟まるでしょう」と、ちゃんとしつけられたものだけど。いや、自分の本じゃないということで、むしろ大人が散々な扱いをしているのかしら?

悩んだ末に借りた本は、
へんないきもの」「あるある大辞典I(6)」「愛情生活」。未返却のCD「α波ヒーリングミュージック『ストレス解消』」を含めて4作品。
酒をのみつつその日のうちに貪り読んだ。とくにアラーキー夫人の「愛情生活」は何度も読み返し、こんなふうにたっぷり愛され、たっぷり愛する生活がしたいなぁ、と、アルコールで緩んだ涙腺からたっぷり水分放出。