くちびる噛むなんてひどいな
ふつかよいぎみの胃袋に喝を入れるためイツモノアレを注文しさあ食べるぞ刀を抜くぞと割り箸パチリと割りふうふうピリ辛味噌スープをすすりこみ沈まないうちに粒コーンを口に放り込みアフアフと麺上の野菜炒めをあらかた片付けサテ麺だぞと箸をなにげに見れば箸先が味噌ラーメンの構成上ありえない紅色に染まっており。
ひや麦茶のまずにいられない。どうも割り箸がささくれていたらしく、トゲで唇の内側を傷つけてしまっていた。どうりで口がチリチリ痛むわけだ。てっきり口内炎かなんかだと思ってたんだけど。
味噌と唐辛子。この二強がそろった味噌ラーメンを食べると、前日をひきずった胃袋もシャッキリと目を覚ます。さらに黒ゴマと酢をどどっとかければ、こうばしい汗がさらにドッと出る。デトックスモード全開。きもちいい。
しかし食後はちょっと、きもちいくない。汗が冷房にあたるとひどく気分が悪いし、口はいささかガーリキー(にんにく臭い)。よって、酔い覚め勤労女子の午後は寡黙にならざるを得ないのだ。