牛丼(not牛)の食べ方・2006年版

きょうの昼は吉野家。男ひとり客に挟まれると、熱気というか湿気というか、そういうものにモモモモモーと囲まれてしまい息苦しい。夏に入るもんじゃないと思った。


牛丼は当然ながら、ない。復活したら一度ぐらい食べるかもしれないけど、すでにヨシギュウへの恋は過去のものになってしまった。時々(あのころは玉入りツユダクを貪り食ったな・・・)と感傷的になるだけ。よどみなく豚キムチ丼を注文。


ヨシギュウにはかつて、おしんこや卵をオプション付けして食べていた。が、ヨシブタとなった今は単品だけ。せいぜいキムチをプラスするぐらい。380円以上はビタ一文出せないという気分。が、ただひたすら丼飯を食べきるには根気が足らず、必ず飽きがくる。


2006年・夏。今の気分は、ブタキム丼の具を片側に寄せてご飯を少し顔出させ、生姜をいやっちゅうほど乗っけ、七味をいやっちゅうほど振りかけ、ざくざくと具を中心に食べて最後にご飯をちょっと残す感じ。ダイエットだし、生姜で汗出しだし、キムチと七味でカプサイシンだし。

(なんだかいい年して、ビンボ臭いねえ・・・)と、外野に笑われてしまいそう。いや、いいのいいの、吉野家は。リッチに食べようとするほうが浅ましい。野蛮であればあるだけ、清く正しく誇り高い武士の貧乏食となるのだから。