ゆれる想い、からだじゅういとしく

izumi_yu_ki2006-07-10

開口一番ねえちゃん太ったねと産後の肥立ち途上の妹に言われそうね重いのよいつも胸苦しいし肩も凝ってるし気分も悪いしと答えたらストレスだねと労わられた。

くき茶のまずにいられない。安い茶でも母が淹れてくれたものはうまく感じる。べつにたいした淹れ方じゃないけど。


コナツ、初対面。抱っこしたとたん思い切りむずかられた。イナバウって「おぎゃーー」と泣くその声、まるで本物の赤ちゃんのようだ。すごくすごくすごく愛しいんだけど、なんかいまだに血をわけた人間が生まれたことに実感わかず。生んだ妹さえもこう言った。


「頭がさぁ、こうやって出てきてさあ、もうちゃんと人間なんだよお、すごいなぁって思っちゃった。不思議だねえ人間生んじゃうんだねえ」


姉妹で見つめあい、うんうんとゆっくりうなずいた。ふたりの間に寝ころばってるコナツは、6本もの横ジワをギュイっと寄せ、口をすぼめて舌を出す。女の子なのに“変なおじさん”な顔。血は争えぬ。なんつってもわが妹も子供時代に志村けんの物まねが得意だった。


実家のおかずを翌日の弁当にするつもりが、寝坊してコンビニ食。おにぎりとチョレギサラダ。微妙に小食なのは、もう誰も耳をかたむけてくれないが「ダイエット中」だから。(おーい、狼がきたよー)