焼肉なんて要らないですから・・・

拘束時間の長い会社貴重な昼休みは午後一時からソラ急げ忙しいから今週は弁当ないから買い食いか外食いだオフィス最寄の食事屋はラーメン屋だ白い暖簾をのぞいてみると入ったばかりの男女数名おしぼりで手を拭いているコラ駄目だ隣のコンビニはアラ馴染みになりすぎて気まずい店長がいるからここも消えたグイグイグイグイ早足で歩き駅前ローソンまでたどり着き選ぶ余地なくゆで卵と野菜ジュースとコロッケパンをひっつかみレジでもどかしく小銭を払いさっきよりも早足でもどるなり殻を割りジュースを一気飲みしモソモソの100円コロッケパンをむさぼりこの時間。

午前中飲み残した爽健美茶のみほさずにいられない。水モノは片付けねば、こういう慌てた状態だとこぼしそうだし。

なんでこんなに急いでいるかといえば、本日の休憩時間を狙ってニッセイのおばちゃんが来るからだ。昨日何度もしつこく携帯に電話があったのだが、その理由は「顧客感謝パーティーへのお誘い」。他に誰か（しかも保険加入の見込みがありそうな人）誘ってほしい、なんて言うんですよモー。仕事の都合が難しいかも、ってやんわりかわしても効果なく。

「焼肉だから。食べ放題だから」

って・・・。いささか憂鬱だ。「笑いの大学」じゃあるまいし、“お肉のために”会社の仕事を早めにすませて面倒な場所に出かけるほど食に困ってないしサ。好きなものは好きな人と自腹で食べたいのに。でも結局断りきれなかった。マッハの速度で食事を終えたが、休憩残り時間15分の現在、まだオバチャンは来ていない。あれ？