テルミンと体格の関係

どうもテルミン嬢は体格のいい人がお好きらしい。体が大きい人だと、良いアルト音が響き、体が小さいとデリケートな音色になってしまう。同期の生徒6人の中で、体の大きな人が4人。うち2人は男性。ほんとに安定した音がよく響いてうらやましい。

だが反面、最初のうちは音程をうまく変化させられない、という欠点もあるらしい。生徒の中にも、奏法は間違いないのにド・レ・ミからファまでいかない人がいて、先生と首をかしげながら悪戦苦闘していた。

拙は150cmゆえ、音程はよく変化するが、なんとも頼りない音。理想はアレサ・フランクリンみたいな音を出したいのに、今は素人のど自慢で鐘ひとつ鳴るか鳴らないか、といったところ。
テルミン持ってるくせに・・・)と、輸入タイミングの関係でなかなか入手できずにいる生徒さんから呆れた顔をされると、恐縮で身が縮む。急いで何とかしたいのに。だのにまだ家で練習できない状態。部屋は満足に食事するスペースもないほどキチキチ。これでは無理。ああ。はがゆい。