暴食前の白い粥

izumi_yu_ki2005-12-29

弁当用の冷凍ご飯をコロリと土鍋に入れて水を注ぎコトコト煮込めば今年の戦いに疲れた頭とハートと胃袋をほっくりあたためる白粥となり湯気が消えないうちにとカメラを用意しどんぶりを抱え窓辺に移動しあわてて撮ったユラユラは儚く朝の寒気のなかに消えては湧き。

水をのまずにいられない。粥はなかなか冷めない。いくらふうふう吹いても、口の中で水ぶくれが起きる。

部屋の片付けをしようと思っていたのに、何もできなかった。朝がゆの後、ただひたすらリスみたいに布団の中で丸くなり、傍らに置いたスナック菓子をつまみ、テレビを垂れ流してうつらうつら。夜になって友人宅で鍋をごちそうになり、マニアックな特撮映画を鑑賞し、梅酒とシャンパンとビールでぐでぐでになって帰宅。