まちくたびれて:骨折30日目

あっという間だねと言われればSOカモネと思うが個人的時計では一日一日が遅々として進まず顔のケガは赤いアザと痛みがあるし足は快方の自覚がないかわりに着々と筋肉の力が衰えていることを感じ次の診療日よ早く早くとカレンダー数えながら待つ。

「まるごとトマト」のまずにいられない。

食べるものが炭水化物と脂肪に片寄っている。肉と野菜の不足を感じ、とりあえずトマトジュースだけでも。あと、遠方の友人から「おいしいし骨にいいから」と送ってもらった蒸し大豆をおやつがわりにバクバク。薄味でホクホクしててうまい。すごくオススメ。

明日は本当ならば本多劇場で芝居を観るはずだったが、どうも仕事で間に合いそうにない気配。仕方がないので席を、昨日郷里から戻ってきた恋人に譲ろうと考えている。

恋人、で思い出したが、そういえば、ある人に「たとえ赤の他人でも、好きな人の身内が不幸に見舞われたら、他人とは言え心配だし胸が痛む」と話すと、理解できないと返された。その人は「帰省すると残してきた東京や恋人の存在をつい忘れてしまう」とも。拙には彼の考えは不可解で、恋人の気持ちの方がよくよくわかる。たとえば自分に置き換えてみて、連絡がつかぬままいつ東京に帰るかわからない彼を、ままならぬ体で雨が降り何度も地震に揺れた部屋でポツンと待っていたとしたら・・・?

あてのない幸福をただ待ちわびるだけなんて、できない。